SGTの構造と理論的背景

1. 4つの性格特性(SGTが扱う軸)

SGT(Self-Gap Test)は、心理学のビッグファイブ理論(Big Five Personality Model)を参考に、以下の4特性に焦点を当てて構成されています。(※情動性:Neuroticism は除外)

特性英語表記
外向性(E/I)Extraversion
協調性(A/H)Agreeableness
勤勉性(C/R)Conscientiousness
開放性(O/S)Openness to Experience

2. Trait と State の二層構造

SGTは、心理学で用いられる「特性(Trait)」と「状態(State)」の二層構造に基づいています。“特性”とは比較的安定した行動傾向を、“状態”とは短期的に変化する心理的傾向を指します。TraitとStateの差を可視化することで、日常の心の動きを理解することを目的としています。

3. ギャップ方向と結果の見方

ギャップ方向は「E→I」「A→H」などの形で表され、普段の傾向(Trait)と最近の状態(State)の方向の違いを示します。結果ページでは、それぞれの特性に応じた結果が提示されます。

また結果は、「ギャップなし」と「ギャップあり」の2種類です。

  • ギャップなし:普段と最近の傾向が一致しており、自然なバランスを保てている状態。
  • ギャップあり:普段の自分とは異なる方向にふるまっている状態。環境への適応や一時的な変化が起きていることを示す。

SGTの結果は、「変化の方向」と「状態の一致・不一致」を確認するためのものであり、優劣やストレスの程度を示すものではありません

4. 理論的背景

基盤理論:Big Five Personality Model(Goldberg, 1993; McCrae & Costa, 1997)

構造再編:5因子のうち4因子(E, A, C, O)を採用

除外理由(情動性N):主観的バイアスが強いため

測定形式:6問×4特性=24問構成、5件法リッカートスケール

評価目的:状態理解とセルフケア支援(自己理解を促すことを目的としています)

5. 再受検の意義

SGTは、3か月~6か月ごとの再受検を推奨しています。セルフモニタリングとして活用することで、季節や生活の変化による心理的バランスの違いを把握し、自己理解の精度が高まることが期待されます。